1 原稿の記し方と構成
1)緒言、研究方法、結果など見出しの項にはⅠ、Ⅱ、Ⅲ...の番号を付して下さい。
以下の番号には通例 1、2、3 ...、1)、2)、3) ...、(1)、(2)、(3) ...として下さい。
2)文献記述は次のことを守って下さい。全文献共、同一形式( Ⅱ-3)引用文献参照)
に従って、原則として英文記載として下さい。
3)キーワードは和文、英文の両方で5句以内にお願いします。
2 表および図
1)原稿本文中に表、図および画像を挿入する記述箇所、右横に挿入箇所を朱色で明
示して下さい。
2)図と画像のタイトルは図および画像の下とします。表のタイトルは表の上としま
す。なお、図表の下側に本文と併読しなくても理解できる程度に簡単な説明文が
記述されていることが望ましいとします。
3 引用文献
1)引用文献は 1)、2) で出現順に示し、最後に一括して番号順に列記する。ibid.や
idem は用いない。
2)欧文誌の引用:例①のとおりとする。雑誌名は略記名の定められているもの以
外略さない。略記名が不明の場合は、略記せず完全誌名を記述する。
例① Viberg, H., Fredriksson, A., Eriksson, P.:Neonatal exposure to
polybrominated diphenyl ether (PBDE 153) disrupts spontaneous
behaviour, impairs learning and memory, and decreases hippocampal
cholinergic receptors in adult mice. Toxicol. Appl. Pharmacol.,
192, 95-106 (2003).
3)和文誌の引用:誌名は原則としてヘボン式ローマ字書きで記述し、欧文誌名を持
つものは、必要があれば丸括弧書きで付記する。正式な欧文誌名のないものは欧
文誌名を付けてはならない。また、欧文誌名は、その略記名が定められていると
きは略記しても良いが、略記名が不明の場合は略記せず完全誌名を記述する。
例②を参考にする。なお、英文標題がないものは標題をローマ字書きし、ローマ
字のあとに丸括弧に入れて翻訳標題を付記する。
例② Yoshimitsu, M., Hori, S.:Comparison of the DNA extraction methods
from potato snacks and detection of genetically modified potato in
snacks. Nippon Shokuhin Kagaku Gakkaishi (Jpn. J. Food Chem.), 10,
165-170 (2003).
4)欧文誌、和文誌とも、巻数を表記しない雑誌では、巻数の位置に年号を太文字で
記載する。
5)オンラインジャーナルの場合、ページ付けがある場合には、2)-4) に従う。
ページ付けが無く論文番号がある場合には、巻号を記載し、その後に論文番号を
記載する。
例③ Mabon, S. A., Misteli, T.:Differential recruitment of pre-mRNA
splicing factors to alternatively spliced transcripts in vivo.
PLoS Biol., 3(11), e374 (2005).
6)オンラインで事前公開された論文等で、まだ巻号、ページ、論文番号等が決定し
ていない場合、あるいはこれらのものがない場合には、分かっている情報を記載
し、その後にDOIを記載し、引用日について括弧書きで追記する。
例④ Xiao, B., Huang, X., Wang, Q., Wu, Y.,:Beta-asarone alleviates
myocardial ischemia-reperfusion injury by inhibiting inflammatory
response and NLRP3 inflammasome mediated pyroptosis. Biol., Pharm.
Bull., Article ID: b19-00926, doi:10.1248/bpb.b19-00926 (cited 2020-04-28).
7)欧文単行本の引用:図書の一章又は一部分を引用する場合は例⑤、⑥、全体を引
用する場合は例⑦を参考にする。ISBNが判明しているものは記載する。
例⑤ Porter, L. J., "The Flavonoids: Advances in research since 1986",
Harborne, J. B. ed., London, Chapman & Hall, 1994, p. 23-53.
(ISBN 0-412-48070-0)
例⑥ Joint FAO/WHO Expert Committee on Food Additives 55th Session ed.,
"Compendium of food additive specifications, Addendum 8", Rome, FAO,
2000, p. 49-50. (ISBN 92-5-104508-9)
例⑦ Watson, C. ed., "Official and standardized methods of analysis",
3rd Ed., London, The Royal Society of Chemistry, 1995.
8)和文単行本の引用:和文単行本を引用する場合、書名は原則としてヘボン式ロー
マ字書きで記述し、欧文書名を記す必要があれば翻訳し、ローマ字書きのあとに
丸括弧に入れて付記する。翻訳本を引用する場合には、必ず著者及び原書名を記
述し、翻訳者と翻訳書名を丸括弧に入れて付記する。図書の一章又は一部分を引
用する場合は例⑧~⑫、全体を引用する場合は例⑬~⑮を参考にする。ISBNが判
明しているものは記載する。ただし、和文原稿において、団体著者、団体編者の
場合や、書名がローマ字書きをすると意味がわかりにくくなるものは、和文で記
載してもよい。例⑯〜⑱を参考にする。
例⑧ Shigematsu, Y., "Saishin No Masusupekutorometori (Modern mass
spectrometry)", Niwa, T. ed., Kyoto, Kagaku Dojin, 1995, p. 80-92.
(ISBN 4-7598-0282-7)
例⑨ Suzuki, I. et al. eds., "Shokuhin Tenkabutsu Koteisho Kaisetsusho,
7th Ed.", Tokyo, Hirokawa Shoten, 1999, D-661 D-667.
(ISBN 4-567-01852-4)
例⑩ Ono, H. et al. eds., "Shokuhin Anzensei Jiten", 1st Ed., Tokyo,
Kyoritsu Shuppan, 1998, p. 246.
(ISBN 320-06124-1)
例⑪ Kudo, I., Inoue, K., "Purosutaguranjin Kenkyuho, Jo-kan (Technique
for the study of prostaglandin, volume 1)", Yamamoto, S., Katori,
M. eds., Tokyo, Tokyo Kagaku Dojin, 1986, p. 47-53.
(ISBN 4-8079-1305-0)
例⑫ Derome, A. E. (Takeuchi, Y., Nosaka, A. trs.), "Modern NMR techniques
for chemical research(Kagakusha No Tameno Saishin NMR Gaisetsu)",
Kyoto, Kagaku Dojin, 1991, p. 185. (ISBN 4-7598-0226-6)
例⑬ Ito, Y. ed. (Division of Food Chemistry, Environmental Health Bureau,
Ministry of Health and Welfare, Japan supervised), "Nipponjin No
Shokuhintenkabutsu 1-Nichi Sesshuryo Jittai Chosa Kenkyu (Studies on
daily intake of food additives in Japanese 1976-1985)", Tokyo, Shakai
Hoken Shuppansha, 1988.
例⑭ Niwa, T. ed., "Saishin No Masusupekutorometori (Modern mass
spectrometry)", Kyoto, Kagaku Dojin, 1995. (ISBN 4-7598-0282-7)
例⑮ Murota, S. ed., "Purosutaguranjin No Seikagaku (Biochemistry of
prostaglandins)", 1st Ed., Tokyo, Tokyo Kagaku Dojin, 1982.
例⑯ 厚生省生活衛生局食品化学課"第2版 食品中の食品添加物分析法"2000,
p. 320-322.
例⑰ 農業環境保全対策研究会編"残留農薬基準ハンドブック-作物・水質残留の
分析法-"東京、化学工業日報社、1995, p. 406-410.
例⑱ 動物性食品のHACCP研究班編(厚生省生活衛生局乳肉衛生課監修)
"HACCP: 衛生管理計画の作成と実践データ編"東京、中央法規出版、
1997, p. 148-152.
9)官報、局長通知など和文原稿では例⑲、 ⑳に従い引用する(英文にしない)。
英文原稿では、例㉑〜㉓を参考に引用する。
例⑲ 厚生省令第50号 (1995)"既存添加物名簿に関する省令"平成7年8月10日。
例⑳ 厚生省生活衛生局長通知"食品衛生法に基づく表示について"平成7年10月
12日、衛食第186号 (1995).
例㉑ Japan's Specifications and Standards for Food Additives, 7th Ed.,
Ministry of Health and Welfare, Japan (1999).
例㉒ Ordinance No. 50 (Aug. 10, 1995), Ministry of Health and Welfare, Japan.
例㉓ Notification No. 186 (Oct. 12, 1995), Director-General of
Environmental Health Bureau, Ministry of Health and Welfare, Japan.
10)和文誌及び研究所報告のローマ字書きと欧文名(丸括弧内)の例を下記に示す。
分析化学:Bunseki Kagaku(なし)
栄養学雑誌:Eiyogaku Zasshi (The Japanese Journal of Nutrition)
医学と生物学:Igaku To Seibutsugaku (Medicine and Biology)
医学のあゆみ:Igaku No Ayumi (Journal of Clinical and Experimental Medicine)
化学と工業:Kagaku To Kogyo (Chemistry and Chemical Industry)
化学:Kagaku (Chemistry), (Kyoto) 化学(Kyoto)と科学(Tokyo)を区別するた
め所在地を記入
日本農芸化学会誌:Nippon Nogeikagaku Kaishi(なし)
応用薬理:Oyo Yakuri (Pharmacometrics)
生化学:Seikagaku(なし)
食品衛生研究:Shokuhin Eisei Kenkyu (Food Sanitation Research)
薬学雑誌:Yakugaku Zasshi (Journal of the Pharmaceutical Society of Japan)
国立医薬品食品衛生研究所報告:Kokuritsu Iyakuhin Shokuhin Eisei Kenkyusho
Hokoku (Bulletin of National Institute of Health Sciences)
日本醤油研究所雑誌:Nippon Shoyu Kenkyusho Zasshi (Journal of the Japan Soy
Sauce Research Institute)
埼玉県衛生研究所報:Saitamaken Eiseikenkyusho Ho (Annual Report of Saitama
Institute of Public Health)
11)私信、講演要旨集(一般講演、シンポジウムなどを含む)、インターネットホ
ームページ、未発表のものは文献として引用しない。ただし脚注に記載するこ
とは妨げない。
12)脚注は *1、*2、*3 により表し、出現したページの下部に番号順に列記する。
4 その他の留意事項
1)簡単な化合物名や動植物名は、文部省学術用語審議会編 学術用語集によります
。用語集に記載のないものについては、広く学術的に用いられている用語を用
いて下さい。ただし、字数の多い化学名、酵素名、外国地名、外国人名、およ
び学術的に欧文の方が理解を得やすい場合は欧文で記載して下さい。
2)動植物名:片仮名書きとし、学名はイタリック体とします。ただし食品として
用いる場合はこの限りでありませんが、動植物、食品名などを学名によらず英
語名で図表などで一覧表としてデータと共に示す場合は必ず日本名を( )で
併記して下さい。
3)その他ゴシック体(太い文字)、イタリック体(斜体)および学名などスモー
ルキャピタルを必要とする場合は、その文字の下に朱書きでそれぞれ
、 および を記入して下さい。
4)J-stageに掲載の都合上、外字フォントは使用できません。
5)投稿原稿には、ページ番号に加え行番号を記載する。
6)投稿規程全般について不明な点、特殊な要望のある場合は学会事務局にお問い
合わせ下さい。
5 投稿の際の注意
1)ヒトを対象にした研究論文は、ヘルシンキ宣言(2008 年改訂) の方針に沿い、
必要な手続きを踏まえていなければならない。特に臨床サンプルを扱う場合に
は、原則的に所属機関の倫理委員会などの公的審査会にて認められた研究内容
で、同意書等を取得した上で得たデータでなくてはならない。
2)動物を対象にした研究論文は、所属機関で規程される実験動物に関する管理と
使用に関するガイドラインに従った旨を明記する。